セレクトショップであり続ける事と[STILL BY HAND]をなぜセレクトしたのか？

2023/05/13

ROLにご来店頂いているお客様に気に入って頂けるお洋服を探し続けて辿り着いた原点回帰的なブランド

セレクトショップであり続ける事と[ROL]はなぜ[STILLBY HAND]をセレクトしたのか？

ROL 佐藤です。

久々に長く書かさせて頂きますね(悲)

私の性格上、マメにブログを更新する行為がどうしても出来ず、気が向いた時(笑)やお店的にポイントになる時(建前でカッコよく言いました)に長く書かせて頂いてますので、長いと思いましたら、飛ばして下さい(笑)

今回書かせて頂く[STILL BY HAND]に関してのある程度の内容は葛西氏が先日ブログでも書いておりますので、そちらで確認して頂いても結構です～。

今回入荷のSTILL BY HAND のブログはコチラ

では、本題に入ります～。

まずは、私達のセレクトショップ[ROL]は、2006年の1月に会社を立ち上げ、同年の2月にお店をオープン致しました。
今が2023年5月13日ですので、17年目になりますね(驚)
いやー、あっという間です…。私事ではありますが、2006年の7月に結婚したので、結婚生活のスタートも[ROL]と共にあり、振り返り易いですが…(笑)
翌年に長女が誕生して、2009年に次女が誕生したので、早いもので、16才と14才になりますね(驚)
早くも横道にそれていますね(笑)
話を戻しまして、2006年に[ROL]がオープンした時にどんなお店にしようかなとみんなで考えた時に以下の通りのコンセプトでお店を立ち上げました。

以下はそのまま引用しますね。

ショップネームのROL(Rhythm Of Life) は、リズム・オブ・ライフの頭文字をとって私達が考えた造語で「[ロル]と呼んで頂いております。

何気ないモノにも其々に必ず存在する意味があります。

それらのモノを私達自身のフィルターを通してそのモノの意味を独自に提案する事で、日々の生活に良いアクセント（リズム）をつけていきたい、そして毎日が明るく爽快になるようにという願いを込めております。

この様なコンセプトの基、何気ないお洋服でも[ROL]がセレクトして、ちょっとした着方をアドバイスさせて頂き、そのお洋服を着て頂く事でお客様の毎日の生活の気分が少しでも上がれば良いな…というサプリメント的な(笑)役割若しくは、ブランド様とお客様を繋げる[ハブ]的な役割を担いたいという事です。

例えば、[●〇]ブランドは他のお店ではあまり気にした事は無かったけど、[ROL]でセレクトした[●〇]ブランドのこのアイテムだったら違和感なく着られる、若しくは[ROL]で良くご購入頂いたブランドがタグを見たら[●〇]ブランドで、[ROL]にサイズが無かったから他のお店でご購入された等…。
そんな事を言って頂くお客様が少ないながらもいらっしゃいます。

ブランドがメジャーであればある程、何となくのイメージが知らないところで付いてきて、その付いたイメージだけで敬遠されるお客様もいらっしゃるかもしれません。
[ROL]では、吉祥寺という土地柄もございまして、現在では大手のセレクトショップ様を初めとして、ブランドの直営店等、多数ございますので、なるべく他店で展開していない様な[ニッチ]なブランドをセレクトする様にしております。
しかしながら、現在の状況では、どうしても他店で取り扱っているブランドを[ROL]でセレクトする事もございます。
その時に他店で取り扱っていたとしても[ROL]でセレクトしているのであれば間違い無いという安心感、若しくは信頼が重要なのでは？と最近になって特に感じます。
これだけ情報量が溢れて、海外国内問わず、アパレルブランドが多数ある中、どうしても100%他店で取り扱ってない商品になるとオリジナルブランド位しか無いかもしれません。となると[ROL]でオリジナル作ったら良いのでは？という事になると思いますが、自分自身がこれまでアパレル業界に30年弱関わって来ましたが、自分の一番の拘りが[セレクトする]という行為でした。
一からモノツクリをする事は果てしなく大変ではあり、妥協する事無く作っていくとすれば、自分の色が出過ぎてしまい、押しつけが強くなってしまうのでは？とある時に凄い考えた時期がありました。
拘ってセレクトした時にも同じ事が言えるのでは？と思う方もいらっしゃるかもしれません。しかしながら、選ぶという行為は結局、一から何かを作るの事と違い、味付け程度と言いますか、元々あるモノから選んで、こういう感じが良いのでは無いかと提案しているだけなので、そこまでの押しつけは無く、ニュアンスや雰囲気が重要だと思います。その曖昧さが[セレクトする]という行為が好きな要因と思います。
ですので、[ROL]のセレクトは自分達の年齢もあると思いますが、自分たちの目線でその時に着たいモノを提案させて頂いております。何となくターゲットは、自分達に年代が近い40代～50代のお客様がメインとなっておりますが、最近では少なからず[インスタ]等のSNSをやっている事もあり、[ROL]のセレクトに共感して頂ける20代、30代のお客様も増えて来たかなと思います。
しかしながら、[ROL]がユル～い目線で(笑)、押し付けがましく無い感じで、良いなと感じたモノや年齢を重ねても着ていられるモノを[セレクトする]事はブレる事無く続けて行こうかなと思います。
雰囲気だったり、空気感で、共感を得られる事がセレクトショップの良さであると私は思います。生きていく上で、無いと困らないかと思いきや、無かった時にほんの少しの違和感がある(笑)、サプリメントや隠し味的な(笑)、そんなセレクトショップであり続けようと思う昨今です。

またまた大筋からそれておりますが(笑)、ようやく今度こそ本題です。

なぜ[STILL BY HAND]をなぜセレクトしたのか？という事ですが、定かでは無いですが…。確か2008年若しくは2009年辺りで、オファーを頂いたと記憶しております。
間違いなく10年、下手すると15年程前のお話でした。その当時は、私達もまだ若く、少しエッジの効いたブランド等のセレクトに注力してかもしれません(笑)。ご存じの通り、[ROL]のキャパシティーを考えると新しいブランドを何個も増やし続けるのは、難しいのです(悲)
その為、折角オファーを頂いてはおりましたが、セレクト出来ない時期が長い間続いておりました。
そして、時は流れて、[ROL]にご来店頂いているお客様も同じように年を重ねております(笑)長いお客様でオープン当時から数えると17年の年月を重ねております。例えば当時大学一年生だとすると19才＋17年で現在は36才ですね。20代前半(23才)位だとするとなんと40才を超えますね！！不惑です(笑)そーなんです。長い年月を経て、今の[ROL]のお客様と現在セレクトしているブランドとの相性を加味すると[STILL BY HAND]は抜群に良いかな…と勝手に考えました(笑)
シンプルでありながら何処となく拘りが感じられ、(良い意味で)面白いと思えるお洋服。そして年齢を重ねても着続けられて、クローゼットに無いと困るお洋服。それが[STILL BY HAND]と言えます。

私が考えておりましたブランドのイメージをそのままデザイナーの柳氏がWEBメディアのインタビューで語っておりましたので記載しますね。

「なんでもない服を、なんでもなく着てほしい」
「STILL BY HAND」の気負わない理想

大切にしている言葉は「Unique enough, and yet basic」（ユニークさのあるベーシック）

「2015年からパリとニューヨークで展示会をやり始めたんですが、2017年頃から取り扱いをしてもらっているセレクトショップのオーナーさんに『“STILL BY HAND”のどこを気に入って、取り扱いをしてもらっているんですか？』と聞いてみたんです。その答えが、『Unique enough, and yet basic』（ユニークさのあるベーシック）というものだったんです。外国の人にとって“ユニーク“というキーワードは最上級の褒め言葉というか、パーソナリティーを表す時にかなり好印象な言葉なんですよ。それに『ベーシック』という言葉が並ぶとすごくキャッチーだなと感じて、そこからブランドのホームページにも載せるようになりました。それ以来、ずっとその言葉を大切にしています」

上記のコメントは正に私が思っていたブランドのイメージをそのままお話になっていたのです(驚)そして[ROL]のセレクトする時のコンセプトにも通じる事もあり、今でしょ(古)と思った次第です。

そろそろ終わりますね(笑)
この様な素敵なブランド[STILL BY HAND]を今季よりセレクトしております。
ブランド自体は厳密にいうと2000年から(驚)で、会社として本格的にブランディング込みでスタートを切ったのが2008年の様ですので、当然[ROL]の先輩になりますね(笑)スタートしてから23年の時を経ています(驚)
[STILL BY HAND]を知っているお客様もまだ知らないと言うお客様も是非とも吉祥寺にお立ち寄りの際は、[ROL]に足を運んで頂けると嬉しいです。尚且つご購入して頂けるともっと嬉しいです(笑)

それでは無駄に長くなったブログにお付き合い頂いたお客様、誠にありがとうございました。
ご来店を心よりお待ちしております。